Cybertruck、いい
Teslaが最近発表したCybertruck、いいと思う。フルサイズのピックアップトラックは日本でのニーズは皆無だと思うが、乗ってみたい。自分が所有したいかどうかは別として、久々に「いい商品だな」と思った。
「いい」というのは、ちゃんとマーケティングがされていて、それに基づき「振り切っている」という意味で、である。イーロン・マスクが適当に作ったというよりは、かなりちゃんと考えてああいうデザインになったのではないだろうか。
ピックアップトラックの市場規模はグローバルで10兆円(しかも実質的にほぼアメリカのみ)程度あるが、下記表が示している通り、
- 所有者はほぼ男性で、
- ロイヤルカスタマーが多く
- 環境性能などほぼ気にしない
わけである。
つまり、特にフルサイズを運転しているのは、広大な国土をガソリンをぼんぼん燃やしまくって力強く走るのが好きで、しかも一旦Fordに乗り始めたらFordにこだわり続けるような人たちなわけである。こういったユーザーが集まった市場の牙城を崩すには、思いっきり尖った、振り切った商品を作る事が極めて大切だ。FordのF-150がフルサイズ業界のスタンダードみたいになっていて、トヨタも他社もF-150に似たようなものばかり作り差別化を図れていなかった中に、殴り込みをかけたのだ。Tesla自身のブランドイメージとも相まって、非常にいい。Teslaにとっては間違いなく重要な商品になるだろうし、すでに14万台(8000億円程度か)予約が入っているという事で、期待が大きい。頑張ってほしい。