わかるブログ

人生の後半に向かっていくにあたり、自分の引き出しの中身を色々書いて一旦空にし、新たに学びを深めていかざるを得ない環境を作ろうと思って始めたブログ

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

海外に住み始めて最初に恋しくなるものは

海外に住み始めて、最初に恋しくなるもの。自分の場合は、活字だった。 自分はこれまで3回、アメリカに住んだことがある。 一番最初は父親の仕事の関係で、シリコンバレー(正確にはカリフォルニア州サンノゼ市)に行った。10歳~12歳半ばまで、2年半という…

「成長できる」をブランド化する

戦略コンサルが世の中にもたらした最大のイノベーションは、『“成長できる”という謳い文句で優秀な人材を集める仕組みを確立した事』にあるのではないか 戦略コンサルが世の中にもたらしたものは、いいもの悪いもの含め色々あると思うが、彼らの一番のイノベ…

戦略コンサル業界の変遷と、デジタル時代における彼らの戦い方仮説

戦略コンサル業界全体は、大まかに、戦略構築支援 ⇒ 実行支援 ⇒ デジタルトランスフォーメーション支援と変遷してきたように見える。IT・AI革命が各業界の隅々にまで浸透していく中で、彼らはどう戦っていくべきなのか。 「戦略コンサルが、猫も杓子もデジタ…

新興のIT企業群が戦略コンサルをそれほど使わない理由

GAFAといった新興IT企業群は、戦略コンサルを頼ったとしても、かなり限定的なスコープのプロジェクトしか発注しないだろう。その理由は、アップルのように企業文化的な背景による部分もあるのかもしれないが、本質的には今の戦略コンサルには彼らのニーズに…

戦略コンサルが、猫も杓子もデジタルに走る理由

戦略コンサルと呼ばれる会社が、特にここ5~6年、デジタルケイパの強化に乗り出している。理由は色々あるのだろうが、ものすごくシンプルに言ってしまえば、現在時価総額上位を占めるGAFAのような企業に入り込めていない危機感があるのだと思う Quoraに以下…

自分の好きなことをやる(後半)

『いつの間にか「好きなことをしていい」時代から、「好きなことをしないと豊かになれない」時代に変わってきている』という見立てが何となく正しそうだ、という事を実感するようになっている 「自分の好きな事をやっていく」というのは、しばらく前まで、ど…

自分の好きなことをやる(前半)

自分が好きな事のみをやる、という事を徹底するのはかなり大切だと思う。それができる事自体を「幸せだ」という人がいるが、そういう事ではなく、それは意識の持ち方次第だと思う ある物体が持つ熱がその周りの環境に伝播していくように、人が持つ熱量という…

謝罪はファクトベースであってはならない

吉本興行の岡本社長にもう少し早く教えてあげたかった(笑)。謝罪はファクトベースではだめです。 戦略コンサルタント、特にマッキンゼーの方々は、「ファクトベース」という言葉が好きだ。彼らは、自分の解釈や意見、といった主観的なものとは切り離し、何…

2019年夏ドラマ視聴率推移

2019年の夏ドラマ、どうやら勝ち組は「偽装不倫」と「あなたの番です」のようだ。面白いもんな、両方とも。 業界の人間でもなんでもないので、完全に私見だが、ドラマの視聴率は第2話目が勝負であると考えている。9割9分、ドラマでは第2話の視聴率は落ちる。…

ディープラーニングとディープラーニングできない人間の脳みそ

考えがまとまっていないので、ダレた内容になりそうだが、自分にとっては重要な感覚なので、書き留めておこう。 ここ数年、顕著に自分の思考法、及び、それを活用した自分のコンサルティングという仕事内容に限界を感じる。正確に言えば、「複雑系を複雑なま…

吉本興業のわちゃわちゃは実に日本的である

コンサルタントを、特にトップファームに所属しながらやっている場合、一般の事業会社に勤めている会社員と比べて、実に多様なビジネスシーンに遭遇する事になる。 事業会社の大半の人はコンサルタントという職業の人間が嫌いなので(少なくともネガティブな…

民主的プロセスで年老いていく日本

実質的に、国政選挙の投票において、若年層3人強と団塊世代1人が同じ重さ。若者がますます投票に行かなくなり、政治家は当然年配向けの政策ばかりを実行していく。構造的に、民主的プロセスを踏みながら年老いていくのが日本 今日は参議院選挙の投票日。投票…

忘れがちなヒトの特徴

見落とされがちだが、ヒトの特徴の一つは、サイズが大きい事。きわめて大きい動物の一つ、が故に、環境負荷も大きい 「動物としてのヒトの特徴は?」と尋ねられると、一般的に多い回答は、「二足歩行である」とか「知能が高い」といった事があげられると思う…

自分の思考を全て言語化する習慣

コンサルタントの基本動作として最も重要なものの一つは、自分の思考を全て言語化する事、だと思っている。これができる、できないは結構個人差があり、それはそのままコンサルタントしての質に反映される 自分で言うのは何だが、自分はチャートを書くのがか…

フィードバックはファクトベースで

フィードバックは極力曖昧性のないよう、ファクトベースで行うべきである 戦略コンサルティングファームという場所は、とにかくフィードバックをする事が好きである。個々人の成長のためのアドバイスを伝えるわけだが、公式な評価の場ではもちろん、非公式に…

日本語で学べることの幸せ

学問を母国語で学べるという事はとても幸せだと思う。日本では多くの学問を日本語で学ぶことができるが、これはひとえに先人たちの努力の賜物だと思う。 多くの学生は当たり前に感じてしまっているかもしれないが、色々な学問を母国語で学べるという事は非常…

アメリカ人と日本人の違いは?

アメリカ人と日本人は、「知性」のとらえ方(と表現するのが適切かは自身がないが、、、)でも顕著な違いがある。アメリカ人にとって知性とは、平たく言うと「高度な文章を紡ぎだせること」であると感じる。 物事を「本場」で経験する、という事は非常に大切…

現在の組織モデルの限界

既存組織の在り方に、強い疑問を感じる事が多い。組織モデルにイノベーションが必要だと思うが、その答えが何なのか自分では見えていない。最近ティール組織について勉強しているが、それが答えなのかもしれない。ただ、実際にティール組織で働いてみないと…

デジタルトランスフォーメーションの難しさ

これまでITとは無縁だった伝統的産業の企業が、AIを含むデジタルテクノロジーを利用して変わろうとする場合、組織運営そのものを変えなければいけない事が多い。そこまで踏み込めるか、が成否をかなり分けると思う デジタルトランスフォーメーション(DX)と…

SaaSの価格を決める際の考え方

SaaSを開発している企業にとって、価格設定は必ずぶつかる悩みポイントであるが、そこが上手くできるかは会社の成長にモロに影響する。色々な視点があるものの、幾つか抑えておくべき考え方があると思う。 コンサル系のネタが多くなりがちなので、たまにはそ…

素人ドラマ評価:19年7月期編 part 2

雑文。またまた簡単にドラマの評価を書き留めておこう。 Heaven?~ご苦楽レストラン~:第2話を見るか⇒No まったくもってつまらない。最近石原さとみの出るドラマはとにかくつまらない。脚本に恵まれていないというのもあるのかもしれないが、ワンパターンの…

「地頭」の良さ

「地頭がよい」とはいいかえれば「想像力がある」という事らしい。地頭の良さはだいたい大学入学前くらいまでに決まっており、入社後にどうにかなるものではない。 コンサルティングファームの面接では、よく「地頭の良さ」を見ている、と言われる。この「地…

秘書さんのプロフェッショナル魂

プロフェッショナルファームではバックオフィスのメンバーもプロフェッショナル精神に富んでいることが多い。パートナーが歩く空間を想像しながら、タクシーの配車の時間を決める秘書さんもいる 昨日バックオフィスの方々について触れたので、その続きで、こ…

バックオフィスの人にほど丁寧に接する

たまに、バックオフィス系の社員の人(秘書さんとか、プロダクションの人とか)に偉そうな態度をとっているBA(又は、アソシエイト)がいるが、著しく間違った認知をしている。「バックオフィスの人にほど丁寧に接する」が鉄則。肝に銘じるべし、だ 新卒でBC…

非言語的なコミュニケーションを鍛える

コミュニケーションの9割以上は、非言語的な要素で決まる、と言われる。つまり、実際にしゃべっている言葉の意味などどうでもよく、それ以外の要素で相手に伝わる内容が決まるといっても過言ではない。その非言語的要素をコントロールすることが重要である。…

素人ドラマ評価:19年7月期編 part 1

また新しいドラマシーズンが始まったので、各局の主なドラマの第1話の評価を簡単に書いておこう。日本のドラマを大量に見始めてからもう結構な年月が経つが、こうして書き留めるのは初めてかもしれない。 ノーサイドゲーム:第2話を見るか⇒Yes ただ作品とし…

愛用していた耳かきが、、、

愛用している耳かきを、アマゾンで久々にチェックしたら、品質劣化・別物の評価が、、、次からどれを買えばいいのか、、、 耳かき、というのは生物学的には必要ないらしい、というかしてはいけないらしい。確かアメリカの医学会は声を大にして耳かきをしない…

考えるための道具、持っていますか?

考えるために道具が必要である、という発想を持っている人はあまり多くないように感じる。「考具」という本を紹介しておきたい。 「思考とは何か」という、これまた哲学的な事に自分は興味がない。その問いは、これまでの人類の歴史の中で繰り返し問いかけら…

プロフェッショナリズムは伝承される

「プロフェッショナリズム」はカタカナで書くとパッとわからないが、英語で書けば「professional“ism”」であって、ism(イズム)という文字が隠れている。イズム、それは主義・主張・流儀といった事を表すラテン語由来の言葉。プロフェッショナリズムとは個…

日本人の労働観が変わってきているのではないか

日本人の労働観が、ここ5年程で大きく変わってきているように感じている。全体的には、「思考停止」や「あきらめ」といった悪い方向に。ただ、ごく一部の人は同じ状況に対し、「挑戦」という前向きな姿勢で臨んでいる。 自分の中でまだあまりクリスタライズ…