わかるブログ

人生の後半に向かっていくにあたり、自分の引き出しの中身を色々書いて一旦空にし、新たに学びを深めていかざるを得ない環境を作ろうと思って始めたブログ

言葉には温度と体重をのせる

言葉には温度と体重をのせるべきである。コンサルタントとして経営者と対峙する時は特に、である。

 

これは以前のエントリーで既に触れたのかもしれないが、改めて大切だなと今日思う事があったので、書いておきたい(早くもブログのネタに困り始めているのも事実である、笑)。

 

言葉には温度と体重がある。これは自分の表現ではなく、小泉進次郎さんがGlobisの講演で話していた時に用いていた表現である。自分でも何となく同じ事を感じていたのだが、「温度」と「体重」という言葉が確かにしっくりきたので、自分も使わせてもらっている。

 

www.youtube.com

 

コンサルタントとして経営者と対峙する時、自分の言葉に温度と体重がのっているか、は常に気にしているし、それらがのっていない事は相手に明確に伝わるものだ。コンサルタントはあくまで第3者として経営者に情報を提供し判断を促す存在であって、何かを熱く語る、とか、ファクトに明確な重みをつけて話す、という事はしないのではないかと思われるかもしれない。確かにそういうスタイルの話し方もあるのかもしれないし、場合によってはそういう話し方を選択する場面もあるのかもしれないが、自分は全く別のスタイル、つまり情報に明確な重みをつけ、「自分ならこうする」という判断を熱く語るようにしている。そういったスタイルを心掛けている自分にとって、言葉に温度と体重がのるか、というのは、すなわち、「経営者と同じ視点に立って、十分思考を深められているか」、「自分は自信をもってその判断を推せるのか」、という事のバロメーターなのである。深く思考できており、これが最適解なのではないか、というものに到達しているとき、言葉に相手に伝わるような温度と体重をのせる事ができる。

 

ちなみに自分がそういったスタイルの話し方でコンサルティングをするのは、単純に楽しいからである。経営者目線で自分がスタンスをとって、相手にぶつけた時、その経営者がどういう判断をするのか。経営者の判断と仮にギャップがあったとすると、そこに自分にとっての学びが転がっており、そこから学び続ける事で、ビジネスマンとしての力がついていくのだと信じている。