わかるブログ

人生の後半に向かっていくにあたり、自分の引き出しの中身を色々書いて一旦空にし、新たに学びを深めていかざるを得ない環境を作ろうと思って始めたブログ

アジア×BCG×デジタル領域≒最高のポジショニング?

「スタートアップが成功するための、最も重要な要因は何か?」という問いに対する答えは「タイミング」だ、と話していたのは、Idealab社のビル・グロース氏である。また、自分が知っている何名かのスタートアップ経営者も、「スタートアップを成長させるのは、大きな波にサーフボードをあてるような、そういった感覚」といった趣旨の発言をしており、これは「タイミング」という事を別の角度から表現しているものだと理解している。

 

つまり、事業を急拡大させるために最も重要な視点は、タイミング、丁寧に言い換えれば、「どの市場を、いつ狙うのか」という事なのだろう。鉄則は、成長している(又はこれから成長する)市場を狙う、という事で、そういった市場を正しいタイミングで狙いさえすれば、市場の拡大と共に比較的容易に成長できる可能性が高まる。

 

こういった、マクロ環境を意識する、という事はキャリアを考える上でも一つの重要な要素だろう。成長している業界・会社に所属しているという事は、それだけでかなり色々なチャンスに巡り合えるもので、(その瞬間は明確に実感できないかもしれないが)とても幸せなことだと思う。

 

先日、ひょんなことから戦略コンサルの市場規模をクイックにググる機会があったのだが、落ちていたガートナーのレポートが面白かった。数字をどのように作っているのかは知らないが、下に貼り付けたの4つの表は、さらっと眺めても面白いかもしれない。ものすごく簡単に、素直に読み解けば:

  • コンサル市場はやはり北米市場が異常に巨大(北米といっても9割以上米国市場)で、第2位の経済大国である中国を含むアジア市場は、その半分もない
    =アジアでの伸びしろがハンパない
  • コンサルトップ10社の成長率を、その平均成長率と比較すると、勝ち組(シェアを拡大しているもの)と負け組(シェアを失っているもの)がはっきりしており、戦略コンサルの中ではBCGが二けた後半の成長でハンパない
  • そして各社デジタルコンサルに力を入れており、今後の市場予測でも、デジタルコンサルの伸びがハンパない

という事で、アジア×BCG×デジタルが最強のポジショニングではないか、と思えるがいかがだろうか。後はその会社のカルチャーと合うかどうか。こういう視点で「狙いにいく」のも楽しいかもしれない。

 

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