わかるブログ

人生の後半に向かっていくにあたり、自分の引き出しの中身を色々書いて一旦空にし、新たに学びを深めていかざるを得ない環境を作ろうと思って始めたブログ

信頼を積み重ねる

あなたがあるプロジェクトのリーダーだったとしよう(この場合、プロジェクトの内容は何でもよい。コンサルティングのプロジェクトでもよいし、一般の事業会社における新規事業開発プロジェクトや既存事業の立て直しプロジェクトでも、なんでも)。そして、誰をメンバーに入れるか、を自由に選べたとする。その時、どのような基準でメンバーを選ぶべきだろうか?

 

自分の場合、能力、すなわちその人のスキルセットや仕事の速さなど、はもちろん考慮するが、「信頼」という軸を考えるようにしている。下図のように、能力と信頼の4象限で考えてみた時、能力が高く信頼もできる人は誰しもがメンバーに入れたい、能力が低く信頼もない人は誰もメンバーにしたくない、というのは明らかだろう。では能力が高いが信頼は低い人と、能力は低いが信頼は高い人をどちらか選べ、と言われたらどちらを選ぶだろうか

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自分は、能力が高いが信頼は低い人間は絶対にメンバーに入れない、と決めている。こういった人間が入ると、チームのバランスが崩れ、結果として生産性は著しく低くなる。

 

信頼とは曖昧な概念であるが、締め切りや待ち合わせの時間に遅れない、間違っていると思っている事を指摘できる、うそをつかないといった誠実な振る舞い、といった事である。この信頼を積み重ねることが社会で生きていく上で重要である、という意識を持っていない人間とは好んで仕事をしたくないし、そういった人間と仕事をして自分のプラスになることが殆どないのである。