わかるブログ

人生の後半に向かっていくにあたり、自分の引き出しの中身を色々書いて一旦空にし、新たに学びを深めていかざるを得ない環境を作ろうと思って始めたブログ

スライドはパターン認識である

先日、ある人に「スライド添削してもらえますか」と言われてPCの画面を見せられたのだが、彼が画面をこちらに向けるか向けないかのうちに、自分が「糞チャートですね」と言ったら、「まじめに見てくださいよ。見てないのに判断できないでしょ」と言われた。

 

いや、それは違うのだよ。一瞬ぱっと画面が目の端に入った、その印象で糞チャートかどうかは分かるのだ。なぜならチャートというものはそもそもパターン認識だから。これまでのキャリアの中で、何万枚のチャート見てきたと思ってるんだ?いいチャートを収集し、パターンを覚え、自分で書ける引き出しを増やしていく、といった努力をしてきた人間からすれば、一瞬の気配でチャートの良し悪しは分かるものなのだ。良し悪しは瞬間で判断した後、その理由を後付けで考える。

 

大体、主に用いられるパターンは本当に固定されており、「ツーパネル」といったように名称がついているものまである(下のSlideShare参照)。チャートを書く時に、これどうまとめようと悩むこと自体が十分引き出しがない証拠で、自分の場合伝えたいことが決まればチャートは頭の中ではほぼ一瞬で描けて、アウトプットの形が決まるのである。そんなものなのだ、スライドライティングとは。