AIが次に来るスタートアップをあてる
Googleが創業したのは1998年、たった21年前。なのに時価総額は今や世界第4位の約$800B。企業ってこんなに早く成長するんだな、とあらためて思う。
次なるGoogleや次なるUberをあてることができて、投資してその株式の0.1%でも所有できたならかなりの大金持ちになれるわけで、そういう意味でVCって非常に夢のある仕事だなと思う(もちろんVCの仕事の面白さはお金を儲ける事だけではないのだが、、、)。最近はAI領域への投資が増えているであろうVCだが、皮肉な事に「どのスタートアップに投資するか」という判断は未だ極めて俗人的に行われており、データに基づいているとは全く言えない印象。そのVC業界もAIの波に襲われている。
A computer was asked to predict which start-ups would be successful. The results were astonishing
この論文を引用して、Yahooの安宅さんとかは、VC業界どうなっちゃうの、みたいなことを言っている。中身を実際に読むと、その議論ははっきり言って行き過ぎで、AIでどのスタートアップが来るかを予測したといっても、その分析手法はVC等から投資を受けたスタートアップをS&P Capital IQやCrunchbaseから抽出し、過去の投資成績が優秀なVCが投資した先を可視化したりしているだけなので、「AI」というよりは統計分析を行っているだけのように思う。まあしかし、いずれにしてもこういった機械的判断が次なるGoogleや次なるUberをあてる事には有効なようで、またその手法も精度も今後改善されていくのは間違いないだろう。
その計算によると、次に来るのは
- Augmented reality
- Image recognition and mapping technologies
- Online security and fraud detection
- Digitization of education
- Drones
- Smart home
- Smart sensors
- e-commerce
- Artificial intelligence
- Space technology
らしい。
この中で最も期待してるのはやはりARだな、個人的には。人間は視覚から情報の90%を得ているので、そこの情報が操作されるインパクトは果てしないと思う