判断と決断は異なる
以前どこかで誰かに対して力説した記憶がある話を、今日FoundXのメンバーに繰り返しする機会があったので、書き留めておきたい。
「判断」と「決断」は異なる。日本語としては同じような言葉に思う人がいるかもしれないが、これは明確に異なる。シンプルに説明すると以下のようになる:
ある会議で、意見が8:2に分かれたとしよう。8の方をとって進めるのが、「判断」で、2の方をとって進めるのが、「決断」である。要するにこういう事だと理解している。
判断はマネージャーと言われる人でできるが、決断をするのはリーダーである。そこには明確な差がある。
経営者はリーダーであって、上記のような決断をする場面を目の前で何度か見たことがある。そういった場面では体がしびれる感覚がある。
こういう事を書くと、「いや皆の意見の合意が取れてないと、つまり8の方を選択しないとまわりの人はついてこないでしょ」という事を言う人がいる。そういう人に限って決断をしたことがないのである。人は、判断の正しさより、実は状況を判断し早く方向性を示してくれる人についていくのである。それがリーダーというものだと思う