わかるブログ

人生の後半に向かっていくにあたり、自分の引き出しの中身を色々書いて一旦空にし、新たに学びを深めていかざるを得ない環境を作ろうと思って始めたブログ

挨拶ができない

自分はコミュニケーションが相当下手だと思う。プライベートでもビジネスシーンでも同様に。BCGに在籍していたころも、フィードバックでは常に「コミュニケーションが課題」と言われ続けたと記憶している。そういえば、一番最初のプロジェクトにおける中間フィードバックでは、「君は人間に興味がなさそう」と言われたな。

 

当時は、「自分はロジカルシンキングが強く、あまりにそこが明確にスパイクしてるので、どうしてもコミュニケーション面が相対的に弱く見え、フィードバック時にその部分の指摘が多くなる」と勝手に解釈していた。事実そういった側面はあったと思う。特にBCGは、スパイクしているところを伸ばす事も大切だが、まんべんなくできる事も重視していたので、常に相対的に弱い部分を指摘し続けるカルチャーのようなものがあった気がする。

 

ただ、色々なビジネスの場面を経験し、色々な人に出会う中で、最近ようやく(恥ずかしながら30代後半になってようやく、本当にようやくだ)、なぜ自分がコミュニケーションが下手と言われるのか、が分かった気がする。それは「挨拶ができていない」からだ。挨拶にすべてのコミュニケーションが詰まっていたのだ。それが未だにうまくできていないから、コミュニケーションが下手と認知されてしまう。

 

観察する中で、うまい挨拶をするには、実はたった一つのコツを抑えればいい事が分かってきた。それは、「遠くからする事」だ。挨拶は遠くからしなければならないのだ。遠くから、相手を見つけると同時に、「ああ、XXさん、おはようございます!」とか、あるいは相手を既によく知っている場合には会釈だけでもいいのかもしれないが、とにかく遠くからする事。そうすると、声も必然的にそれなりに大きくなり、かつ自分から挨拶をする事が多くなり、コミュニケーション上の主導権を握れる。相手が背中を向けているときに、後ろから声をかけるのもかなり効果的だ。その場合、そもそも「(気づかれないし)挨拶をしなくてもいい」のだが、そこでわざわざ声をかける、それがコミュニケーション上大切だと思う。

 

子供のころ、よく親に挨拶をきちんとしなさいと怒られていたが、きちんとした挨拶とは何かをそのころ深く考え、きちんとできるようになっていたら、、、、。今からがんばろ