わかるブログ

人生の後半に向かっていくにあたり、自分の引き出しの中身を色々書いて一旦空にし、新たに学びを深めていかざるを得ない環境を作ろうと思って始めたブログ

人は30歳で死ぬ

マッキンゼー時代、ジュニアメンバー、特に新卒で入ってきたビジネスアナリストと仕事をする際、プロジェクトの初めに必ず「何にモチベーションを感じるのか?やりたい事、やりたくない事は何か?」といった事を尋ねるようにしていた。意図はシンプルで、「本人がやりたくないことをできるだけやらせたくない」からだった。

 

人生は短い。思っているよりもはるかに短い。彼らのその貴重な、しかも人生の中で最も貴重な20代の時間を頂いて、一緒に仕事をするのに、やりたくないと思っている仕事をやらせるのは誠に申し訳ないと心底思っていた。

 

繰り返すが、20代の時間は人生の中で最も貴重だと思う。そのことを伝えたく、一度「人は30歳で死ぬ」というチャートを起こしたこともある。渾身の一枚だったが、グラフで人は30歳で死に、30以降は「死んでいるが生きている」という状態に入るという事を示したものだった。

 

自分が「死んでいるが生きている」状態にいる今でも、前述は正しいと思っている。

 

人生の重要な分岐点はだいたい30歳までに起こるし、30歳を過ぎると自分の人生に変化をもたらすのに必要なエネルギーがとても大きくなる。これは何か科学的に示せないのかなと思っていたのだが、ふと昔に見たTed Talkを思い出した。

 

必ずしも定量的に示せているわけではないのだが、このメグさんのプレゼン、Why 30 is not the new 20、本当に真実だと思う。20代こそ真剣に、本当に真剣に自分と向き合って生きてほしいと、いつも思う。

 

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