わかるブログ

人生の後半に向かっていくにあたり、自分の引き出しの中身を色々書いて一旦空にし、新たに学びを深めていかざるを得ない環境を作ろうと思って始めたブログ

ポジティブサイクルに入る事の大切さ

コンサルティングファームでは、「ポジティブサイクル」にいかに早く入れるか、が非常に重要であり、それはファーム内での生死を分ける

 

コンサルティングファームに入社して、生き残る人とそうでない人がいるが、生き残る人は大抵どこかのタイミングで「ポジティブサイクル」に入っている。ポジティブサイクルにいかに早く入れるか、がファームを楽しむうえで非常に重要であり、入社直後はそのための努力を最大限にするべきだと思う。

 

ポジティブサイクルとは何か、一文で書くと、「パフォーマンスが高いとみなされて、そのような社内評判が立ち、プロジェクトに引っ張りだこにアサインされるような状態」だと思う。ポイントは、あくまでパフォーマンス、という部分。仕事をこなす能力・スキルがある程度ある事はもちろん前提なのだが、同じ能力・スキルでも、対外的な「見え方(=パフォーマンス)」によって評価が異なる事は往々にしてあることで、この対外的な見え方を意識してふるまわなくてはいけない。逆に言えば、自分を能力以上に見せる事も出来るわけであり、そのようにうまく立ち振る舞って社内評判を形成していく必要がある。

 

コンサルティングファームは多かれ少なかれどこも「うわさカルチャー」であり、パフォーマンスの高い・低い、は評価シートといった正式なものに記載されなくても、全て口頭で社内にどんどん広まっていく。自分のパフォーマンスをコントロールし、「あの人と一緒に仕事をしてみたいな」とか「チームに入れたい」と思われるようにしなければいけない。

 

ポジティブサイクルに入ると、社内生活は格段に楽しくなる。プロジェクトのアサインを複数の中から自分で選べるようになるし、海外への留学や出向といった機会も開ける事となる。逆に悪い評判が立ち、ネガティブサイクルに入ると、コンサルティングファームほど過ごしにくい場所はないだろう。誰もアサインされたがらないつまらない、あるいはきつい、プロジェクトにアサインされ、イケてないマネージャー(イケてないからハイパフォーマーに避けられるのである)のチームにばかりはいる事になり、そしていつしか仕事自体が嫌になって辞めていく羽目になる。

 

ポジティブサイクルに入る。どうせコンサル会社に行くなら、そうやって楽しめる環境に達するまで頑張ってほしい。