わかるブログ

人生の後半に向かっていくにあたり、自分の引き出しの中身を色々書いて一旦空にし、新たに学びを深めていかざるを得ない環境を作ろうと思って始めたブログ

Cybertruck、いい

Teslaが最近発表したCybertruck、いいと思う。フルサイズのピックアップトラックは日本でのニーズは皆無だと思うが、乗ってみたい。自分が所有したいかどうかは別として、久々に「いい商品だな」と思った。 「いい」というのは、ちゃんとマーケティングがさ…

頭にいいものを取り込む、という考え方

最近ずっと気になっていることを綴った雑文である。 人間はつくづく「目に見えないもの」を考える事が苦手な生き物だと感じる。環境問題の中でも温暖化対策が遅々として進まない一因は、温室効果ガスが目に見えないからだと個人的には考えている。これが河川…

全ての人に評価されている

既にどこかのエントリーで書いたかもしれないが、ある本を読んでいて、自分の人生で最も貴重なアドバイスの一つだったなという言葉を思い出したので、書き留めておきたい。 新卒でBCGに入社して1年目が過ぎたあたりで、ある女性の(当時)プロジェクトリーダ…

憑依している

以前ワイドナショーであおり運転のニュースを取り上げた時に、武田鉄矢が以下のような事を言っていた: 普通に話しちゃダメなんじゃないですかね。この手の人たちって何かが憑依したとかね、高速道路の霊が取り憑いたとか、動物霊が取り憑いているとかってい…

スタートアップは大企業よりも人材が育つ、という誤解

スタートアップは大企業よりも人材が育つ、というのは誤解だと思う。「ベンチャーは自分たちが実現したい世界に向かってモチベーション高くやっている」=「大企業よりいい」という漠然としたイメージから、人材も放っておいても育つと思っている人が世の中…

ヤフーとLineの経営統合、ぴんと来ない

人が何かを話しているのを聞いても、全くぴんとこない、という状況はしばしばある。理由は大きく2つ考えられる。1つは自分に全く知識や興味がない場合。例えば、これまで嵐に全く興味がなかった人に、「いやーこの前二宮君がついに結婚して、なんか感慨深い…

(続)組織は頭から腐る

組織は頭から腐る、というが、腐るのは労働環境やカルチャーだけではない。デジタルへの対応度合いもまた「頭から腐る」のである。デジタルの場合、「頭の寄与度」が極めて高いのが特徴だ。 経営層やマネージメント層にデジタルの理解がないと、組織全体でデ…

組織は頭から腐る

「組織は頭から腐る」とはよく言ったもので、実感ともよく一致している。 先日某戦略系コンサルティングファームのパートナー一覧を眺めていたら、ある人物の名前があり、自分の目を疑った。その人物は新卒でそのファームに入り、一度外に出た後プロジェクト…

信頼を積み重ねる

あなたがあるプロジェクトのリーダーだったとしよう(この場合、プロジェクトの内容は何でもよい。コンサルティングのプロジェクトでもよいし、一般の事業会社における新規事業開発プロジェクトや既存事業の立て直しプロジェクトでも、なんでも)。そして、…

結局WeWorkの適正価格っていくらなのか

ソフトバンクグループ(ソフトバンクG)の第2四半期決算は7000億円の赤字だった。その主因となったWeWorkだが、結局この会社の適正価格はいくらなのだろうか。ソフトバンクGの決算書によると、現在の公正価値は78億米ドルとされてる。 恥ずかしながら会社の…

戦略コンサルはつぶしがきくのか?

戦略コンサルを目指す学生から質問を受けた。曰く、「戦略コンサルはつぶしがきくのですか?」と。戦略コンサルを目指している、という人間と話す時はこちらもスイッチが入るので、「まず“つぶしがきく”ってどういう意味で使ってるの?」と尋ねたくなる気持…

新卒はとにかくラストマンシップを磨け

他人のブログはあまり読まないのだが、唯一たまに目を通すものに、トーキョーハーバーがある。コンサル視点で切り取った世の中の色々が書かれていて、とても勉強になるのだが、先日拝読した「ラストマンシップ」という記事が印象に残った。 ラストマンシップ…

経済規模と人間の幸せは関係ない、というところに何か可能性を感じる

恥ずかしながら、自分は経済学をまじめに学んだことがない。なので、下に記すことは、経済学等の学問をきちんと学んだ人からすると非常にNaive、又は当たり前の事なのかもしれないが、ここ5~6年、自分が漠然と感じていることである。 それは、経済指標のラ…

糞アウトプットへの対処法

McKやBCGといった一流といわれるコンサルティングファームで仕事をしていても、一定の割合で糞な(つまり品質が低い)アウトプットを目にすることがある。厳選された、ハーバードや東大を卒業した頭脳明晰な(はずの)人材を採用して鍛えているプロフェッシ…

ハンバーガーの位置にみるデジタル意識度

つまらない事だが、最近気になったことを書き留めておきたい。 以前、「戦略コンサルが、猫も杓子もデジタルに走る理由」というエントリーを書いた。近年、戦略コンサル各社がデジタルのケイパビリティー強化を加速し、「デジタルトランスフォーメーション」…

英語で検索する事の大切さ

自分はたまたま子供のころ父親の仕事の関係で2年半ほどだがアメリカに住んだことがある、いわゆる帰国子女で、英語に抵抗はない。またその経験からか、言語自体に強い興味を抱くようになり、少なくとも英語に関しては帰国後も能動的にかなり勉強したので、そ…

新卒でコンサルを目指す人は院なんか行くな

最近ある学生さんから相談を受けた。曰く、「コンサルに興味があるが、大学院に行くべきか迷っている」と。 人生の選択に答えはなく、自分が選んだ道が答えである。だから人生は面白い。これは何度も書いていることである。ただ、自分の中では前述の問いに対…

アジア×BCG×デジタル領域≒最高のポジショニング?

「スタートアップが成功するための、最も重要な要因は何か?」という問いに対する答えは「タイミング」だ、と話していたのは、Idealab社のビル・グロース氏である。また、自分が知っている何名かのスタートアップ経営者も、「スタートアップを成長させるのは…

UI/UXデザインのトレンドを知るにはこれを見ておけ

色々なプロダクトの開発に携わっていると、ノンデザイナーの自分のような人間でも、最新のUI/UXのトレンドを把握しておく必要がでてくる。一方で、それら情報は体系的にまとめることも難しく、キャッチアップできていない人も多いのではないかと思う。そこで…

デザインシンキングとは何か

デザインシンキングの素人が、デザインシンキングについて思うところを書いてみる。 前回のエントリーで、『ロジカルシンキングの限界』について書いた。ロジカルシンキングは、プロダクトやサービス開発には向かず、その理由は「共感」をうまく扱えないため…

ロジカルシンキングの限界

「ロジカルシンキングとは何か?」と問われて、ぱっと分かりやすく答えることができる人は意外に少ない。日本語に訳せば「論理的思考法」になるのだろうが、では「論理的」とは具体的に何なのか、よくわからない人も多いのではないかと思う。 自分は、ロジカ…

戦略コンサルに勤めていても論文が書ける

戦略コンサルに勤めていて、学術論文を書くことはないだろうと思うかもしれない。確かにそのような機会は「ほぼない」といってもいいかもしれないが、実は全くないわけではない。 実際に自分はボストンオフィスにいたころに、一本論文を書いており、下記リン…

PPMのX軸

PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マトリックス)のX軸は、色々な思考が詰まっていることが感じられて好きだ プロダクト・ポートフォリオ・マトリックス(PPM、下図)は、1970年代にBCGが提唱した事業の将来性を分析する手法だ(英語ではGrowth-share matri…

一つ一つ確実にこなす

「一つ一つのタスクを確実にこなしきる」という意識を常にもってマルチタスキングをするようにしている 10個のタスクを抱えていたとする。この時、心理学的に最もつらい進捗状況はどのようなものか?ある学術研究によると、それは「10個のタスクすべてが、80…

思考の癖を理解する・変える

特に結論もまとまりもない、駄文である。 思考の癖というのは誰にでも確実に存在し、同時に非常に厄介なものであると感じている。生まれた瞬間は思考の癖はないのかもしれないが、親や兄弟といった密に接する人間を含めた外部環境によって次第に形成され、お…

幸せに生きるために

幸せに生きるためには、2つの行動規則が必須なのではという仮説を持っている 生煮えの雑文である。 何を幸せと感じるか、は人それぞれ大きく違うだろう。なので、「どうやったら幸せになれるのか」という問いには、一見無限の答えがあるような気もする。しか…

Alumni Relationship

日本の企業ももっとAlumni Relationshipを強化すべきと思う プロフェッショナルファームでは当たり前に行われているが、会社を辞めたもの、つまり卒業生との関係構築・維持(Alumni Relationship Management)は会社にとって重要だと思う。残念ながら自分は…

戦術力の重要性

戦略よりもそれを実行する力、戦術力が圧倒的に不足しているという実感がある 日々現場でプロジェクトのマネージメントを支援している経験から、日本のスタートアップを含む至る所で、基本的な物事の実行力が圧倒的に欠如している、と感じている。大まかな方…

子供を利用した環境活動は胸糞悪い

環境活動に子供が利用され、国連の場でもそれが認められるという状況は正直異常だと思う 先月国連でグレタ・トゥーンベリという16歳の少女が、激しい口調で環境保護を訴えたというニュースは日本でも大きく報道された。 正直、環境活動家、を名乗る人ほど胡…

答えのある問題を解きにいかない

「世の中に答えが既にあるはず」という問題を自分の頭で解きに行こうとすることは、特段の理由がなければ避けた方がよい 曲がりなりにもコンサルティングをやっていると、「見たことがある風景」というものが増えていく。要するに、同じようなテーマ(や状況…